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餅つきをしました。

お餅をついて、お供え餅とのし餅を作ります。

お供え餅は井戸や竃の神様等、家にいる神様にお供えするものです。

のし餅は年始にお雑煮にして食べます。

一緒にちぎり餅も作って今日のお昼に食べます。

今回はもち米15kgをお餅にしていきます。

まずは餅米を研いでセイロに入れます。

セイロ1つに3キロくらい入ります。

セイロに餅米を入れ終わったら、湯を沸かした竃の上にセイロを積んでいきます。

このように湯を張っており、これを竃で沸騰させます。

このお湯が沸騰して上に湯気が出ることで、セイロを3段一度に蒸すことができます。

蒸しあがったものがこちらです。

沸騰してセイロの隙間から湯が吹いてきたから、大体20分程度蒸し続けます。

下の方がはやく蒸されるため、出来上がり次第取り上げて餅にしていきます。

恐らく餅つきというとほとんどの人は杵と臼を想像するでしょう。

しかしこんな田舎でも機械化の波は押し寄せており今では全て機械で搗きます。

風情が無いですね。

機械の上部にお米を入れていくと、搗かれた状態になって下の口から出てきます。

まずのし餅を作るので、これをのし餅用のビニールの中へ入れていきます。

のし餅用ビニールに入れた餅をのし棒で伸ばしていきます。

お雑煮にするくらいの厚さまで伸ばしたら完成です。

次にお供え餅を作っていきます。

我が家では井戸や竃の神様等全部で10の神様にお供えをします。

具体的にどんな神様がいるかは昔からいらっしゃるので、詳細不明です。そんなものです。

お餅がくっつかないように餅とり粉を振ったら、手でちぎって形成していきます。

ミカンの乗っていない鏡餅のような形にするため、大きい丸と小さい丸を二セットずつ作ります。

余ったお餅は餡子を入れて大福にしておきました。

これはこれで美味しいです。おやつに食べます。

最後に、お昼に食べるちぎり餅を作ります。

搗きたてのお餅は非常に柔らかくおいしいです。

焼餅等とは別物のおいしさなので、ぜひ食べたことの無い人は搗いてみてください。

手げちぎってはそれぞれの味のボウルの中に入れ、絡ませていきます。

今回は大根おろしときな粉と餡子の3種類用意しました。

完成したものがこちらです。ちょっと多いかなと思っても案外食べられてしまいます。

これ全て米なので食べすぎるとカロリーがまずいです。気を付けてください。

以上で年末の餅つきは終わりです。のし餅は置いておいて、今後固まってきたら切り餅にします。